2022年夏アニメ評価PART1

ネタバレ有です。
その作品が好きな人にとっては不快な感想もあるかもしれません。
感想にミス、捉え違いがあれば申し訳ないです。
60点台ぐらいまでは酷評多め。
余所のサイトに「自分が」書いた感想をほぼそのままコピーしています。剽窃ではないです。

 

余談

今期は不作。悪い作品もそんなにないけど、はまった作品がほんとに少ないクールだった。だけどTOP5だけで言うなら春よりも上。

 

基準など

楽しめた度合い + 良さ + 好みで直観で点数付け。

~10:不快
10~20:つまらない
20~30:微妙
40~50:可もなく不可もなく(良くはない)
50~60:悪くはない(それなりに不満あり)
60~70:無難に面白い
70~80:かなり面白い
80~90:最高
90~100:歴代上位

好きな作品でもダメな点が多ければ下げるし、楽しめてない作品でも悪い点がなければ40~50点台ぐらいになる。(ただ、日常系は好みに依る部分が大きい)

連続クールモノに関しては最終クールであればそこまでの全クール通しての評価。途中クールであればそのクールのみの評価。

 

感想

2切 最近雇ったメイドが怪しい

ノリがきつかったし、褐色ヒロインもビッチキャラも苦手で、見続けてもロクな評価にならないだろうし切。

 

13切 遊☆戯☆王 ゴーラッシュ!!

朝アニメの虚無はさすがに見てられないので。
朝だし特に文句はない。

 

D

52位 ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season <3点>

1期はそれなりに楽しめてたけど、2期はダメでした。
全く頭脳戦していなかったのと、キャラが絶望的に好きになれなかったのが主な原因。
1期はガバガバなりともそれっぽい勢いで頭脳戦を面白く見せられてた印象があるけど、2期は頭脳戦じゃなくて物理戦ばっかだったのでさすがに。
どんなすごい策で危機的状況を打開するんだと思って見ていれば、運動会も龍園戦も普通に身体能力で勝って終わり。あの陰キャみたいな見た目の綾小路がw
これ系の作品は弱者が天才的な策で強者を負かすのが面白いのに、身体能力でも最強ならただのなろうと大して変わらないじゃんって...。

それに、暴力ダメ設定があるにもかかわらず、誰も見てなければセーフ理論で殴りまくるのはさすがに萎える。
どうやって教師を誤魔化すのか、どうやって誰も見ていない状況を作り出すのか等に重きが置かれた上で強硬策に出るのであればまだ頭脳戦の一種として見てられるけど、ほぼ脳死で何の策もなく暴力振るうのは作品のコンセプト的にもおかしいでしょって思った。
龍園とか完全に犯罪者だったけど、これエリート校じゃなくて少年院舞台のアニメでしたっけ...?
エリート校設定なのに自己中や頭の悪いキャラばかりで本当に見ていてきつかった。
綾小路みたいな人の心持ってません主人公もなろうとか好きな層には刺さるのかな。

頭脳戦をやっていたとしてもしょうもない。
櫛田敗北回とか、見てる側ならだれもが予想できるであろう策に簡単に翻弄されてて、櫛田のIQがめっちゃ下げられているように感じる。
それに、スマホ取り換えや録音とか一期でもう見たわってなる展開も多くて引き出しが少ないんだろうなって。
書いていたらきりがないけど、他にも引っかかる所だらけ。
運動会の勝ち負けなんて、リレーとかを除いたら予測なんて不可能だと思うけどね。
余程差があるならまだしも、ギリギリ勝てるぐらいのレベルらしいし。

結局イキリ展開がしたいだけで、エリートを育成するための学校という設定も忘れ去られている模様。
いちいち書かないけど、ゲーム自体もやりたい展開を作るための都合のいい土壌にしかなってないというか、このゲームに何の意味がある?、何でこんなルールがある?って突っ込みたくなるようのものばかり。
例えば体育祭の結果で筆記テストの点数が下げられるのも意味不明だし、連帯責任で退学に陥る可能性のあるテストと言うのも意味不明。
もうデスゲーム設定にすればよかったのにって思うレベル。
その辺りいい作品を作るというよりも、作者もしくは読者の妄想に付き合った作品と言う感じで、俺TUEEEEなろうと大差ない。

これはよく言われてたけど、作画や構図も酷かった。
内容もたぶん原作からしてつまらないと思うけど、原作から劣化してる部分もあるんだろうね。
連帯責任テストの話で、小テストでわざと指定の点数を取らせることでペアを的確な組み合わせにする、みたいな話があったけど、そんなことしない方がちゃんとした成績順になるのでは?と思ってそれをTwitterの感想に書いたら、原作勢の人からあれは小テストが簡単すぎるせいで普通にやると差がつかないからと解説をもらったけど、一切作中で言及されてないって言う。
脚本家があまり原作を理解せずに適当に読んで書いてるんだろうね。

オープニング、曲自体はZAQのアニソンの中で一番好きだったけど、映像が酷すぎ。センスが絶望的。

 

 

51.森のくまさん、冬眠中。 <11点>

ホモホモしてるだけの僧侶アニメ。久々に心置きなく最下位付近に置けた。

 

 

50位 異世界迷宮でハーレムを <12点>

たまにエロアニメでも面白いのはあるけど、これはダメな方。

ハーレムとか言うタイトルの割には、ほぼずっとヒロインはロクサーヌ一人という...。(一回回想か何かで無理やりヒロインいっぱい出した回はあったけど)
最終回に何とかもう一人...。タイトル詐欺にもほどがあるw
まあハーレム嫌いだから別にいいんだけどそれでも。

キャラ数の問題を除いたとしても微妙。
ただでさえヒロインが一人しかいないというのに、やってることも主人公との和姦ばかりのワンパ。ダンジョンの敵にやられる展開ぐらい作っとけよとw
まあエロアニメ自体が嫌いなのでそこをちゃんとやっていても自分が評価することはないだろうけど。
ストーリーの中にエロが挟まれる系のちょいエロアニメは嫌いじゃないけど、エロが単体で描かれる作品は嫌い、じゃあなんで見てんだよって話だけどw
てか、こんなワンパでも円盤売れるのかな...?
別に唯一無二性もないし、一般アニメだからエロと言ってもしれてるし、普通の同人とかで良くない...?

退屈なエロ展開以外で何をやっているかと言えば、とにかくワンパで退屈なダンジョン探索。
ゲーム世界設定だった気がするけど、まさにゲームの素材集めや短調作業だけを一生見せられているような感覚。
やってること変わり映えしないし、戦闘アニメとしても見どころがないし、キャラもロクサーヌだけだし、見どころがマジでない。
SAOみたいな設定だけど、主人公にこれと言った目的は何もないし。
最初の盗賊との戦闘はちょっと面白かったんだけど。

面白かったのはED。あれ系の曲の中では間違いなく一番好き。
奴隷商人のおっさんが喋ってるのがシュール。
OPはズコーってなる。

 

 

49位 むさしの! <19点>

流行り?の地域紹介系アニメ。
3分アニメにも関わらず、随所で尺稼ぎが散見されたり、内容の薄さが気になった。キャラも特に印象に残らない。
おまけに目の動きと顔の動きがすごく不自然でもはや怖い。
途中の食べ物を食べるうさぎちゃんの顔はホラーアニメかよって思った。

 

 

C

48位 咲う アルスノトリア すんっ! <23点>

明らかシリアスやりますよみたいな雰囲気していながら最後まで日常系を突き通した怪作。名前が残りそうなアニメではある気がする()

1話「PV/設定に反して全然シリアス要素がないけど、3話ぐらいからやるのかな?」
3話「6話ぐらいからかな?」
6話「最後の3話ぐらいだけシリアスやるんだろうか」
10話「あっ...(察し)」
と言う感じに気持ちが変化していった(笑)
案の定最終回まで何もなく終了、最強の虚無アニメ。

日常アニメは好きだけど、明らかシリアス匂わせてた作品で日常アニメをやられると...。しかも、日常系として見ても一話の内容が薄すぎるし変に間延びしてるし。
廊下の移動だけでAパート丸々使ったり、家からモノを取るパートだけに数分使ったり、とにかく内容が薄い。
おまけに頭に本を載せて作法を身に着けるとか、嗅覚が消えたから臭いものを嗅がせるとか、色々と話が頭おかしかった()

一応おまけ程度に雰囲気がガラッと変わってシリアスパートが挟まれたりもしてたけど、全く状況も分からない上、主人公たちの話と繋がっているということもないので正直全然頭に入ってこない。
いや、仮に理解できたとしても最後まで男パートは何のストーリー性もなくただただ物騒なことをやっていただけなのでどっちにしろ全く面白くないんですがw

すんすんすーんとか、独特な口癖とこの内容の無さが一週回って好きで、全く面白くはないし退屈だったけど嫌いなアニメではなかった。好きな人もいそうな気はする。

 

47位 プリマドール <29点>

たぶん自分はkeyアンチ(というより感動系アニメアンチ?)なのでこれぐらい。
key苦手だけどキャラデザがめっちゃ好みだったのでワンチャンあるかと思ってたけど、結局ダメでした。

全話にわたってここで泣け!!っていう圧が強すぎて気持ち悪かった。
人形設定だというのに(一応冷却液らしいが)これで泣いてくださいと言わんばかりに毎回キャラの泣き顔を映して...ほんときつい。
こういうので泣ける人もいるんだろうけど、さすがに単話の薄い話でめっちゃ泣かせ演出されても困惑するしかない。
こういうのをされると、ストーリーがすべて視聴者を泣かせるためだけに作られているように思えて、作品が安っぽく見える。
無理矢理泣かせようとしなくてもストーリーが良ければ自然と泣けるもの。自分がひねくれてるのかもしれないけど、露骨にお涙頂戴やられると自分は絶対に感動できなくなる。

話自体は最後の方はvivyみたいな感じ。
vivyでもロボットが少し人間っぽいことが引っかかったけど、このアニメはもうそんな次元ではなく、完全に人間と同じで違和感しかなかった。
歌を歌うための人形と言うなら容姿を整えている理由もわかるけど、プリマドールの人形は元はと言えば兵器として作られているのに、なぜか美少女という。人形であることを隠したいだろうに女にするメリット。
おまけに泣く機能とか食事機能とか本当にロボットでやる意味あった?って感じ...。感動回()では、ロボットであるはずのキャラが普通の人間以上に感情的で感動よりも違和感の方が勝ってしまった。
プラメモ辺りもそうだけど、美少女ロボアニメのロボ設定はとりあえず可愛い女の子を使ってお涙頂戴することだけが目的になっているのが透けて見えて大嫌い。

あと、メモの方に書いてると思うのでここには書かないけど、設定だけでなく展開もガバガバでした。ナギが連れ去られる回やスパイの回は突っ込みどころしかなかった。
スパイの回や手紙の回など、人を綺麗に描きすぎていて違和感ある回も多かったかなと。あのスパイと和解しちゃだめだろって。
最後の展開も特段面白くなかった。
流石にノリなどを萌えアニメ寄りにしすぎていて、あそこまでのシリアスをやるにはそこまでの積み重ねが不足していた感がある。

唯一良かった点...曲に関しては今期のどのアイドルアニメよりも良曲の多い作品だったと思う。EDだいたい好き。

 

 

46位 RWBY 氷雪帝国 <34点>

RWBYシリーズ完全初見。過去作見たことなくても問題なさそうだったし、スタッフ布陣的にも面白そうだったので視聴。
制作会社がシャフトなのと脚本家が虚淵さんや冲方さんだったのでかなり期待してたけど、RWBYと言う作品の制約に縛られてなのか、この二人の脚本の良さも発揮されてなくて何とも言えない作品だった。

さすがに昏睡状態のワイスを目覚めさせるだけの内容が8話ぐらいずっと続くのは退屈。始まった時は一話ぐらいで終わる話だと思ってたけどまさかこんなに続くとは。
当然ワイス編の最初の二話ぐらいは新鮮で面白かったけど、それ以降はとにかくやってることが変わり映えしな過ぎて微妙。
回を増すごとに何かが分かってくる、みたいな構成ならまだ良かったと思うけど、どの回を見ても何の脈絡もない戦闘を繰り返してるだけ。
アルスノトリアの戦闘版と言った印象ですね。

しかも、展開がとにかくグダグダ。
合計3回ぐらい夢に潜るけど、1回目はルビー一人で失敗して、2回目は人数増やして潜って、3回目もまた人数増やして潜って...と、とにかく展開がだるい。
さっきも書いた通り、潜るたびに内容が変わるとかも特にないので本当に退屈。
ワイスを目覚めさせるために夢に潜ったキャラもナイトメアに取りつかれて...とか展開が遠回りに遠回りで本当にだるい。
映画とかOVAでやるような内容を無理やり1クールに引き伸ばしたかのような作品。
1~3話は旧作で描かれている部分とはいえ、かなりハイスピードでぶっ飛ばしてて初見だと着いていけない部分もあったから、変に後半引き伸ばすぐらいならその部分にもう少し尺割けばよかったのにと思う。

結局最終的には王道的に目覚めて終わるけど、12話もやって何を見せられてきたんだ感しかなかった。
ファウナスへの差別というテーマもあったにはあったけど、中盤はその辺りに軸が置かれてないし、そもそも夢の中での話というのもあって、そのテーマが上手く面白さにつながってたとも思えない。

作画は1話とか最終話の戦闘シーンは良かったけど、崩れてるときも結構あって凡よりは少し上ぐらいな印象です。
てか、ルミナスとRWBYどっちも中途半端になるぐらいなら掛け持ち辞めてほしかった。ルミナスとか延期の割に後半の方終わってたし。
最近のシャフトで作画安定して良かったのってアサリリぐらい...?
今期で自分の中でのシャフトの印象かなり下がった。
挿入曲のレベルはかなり高かったかな。雰囲気も合っていたと思うし。
OPもかなりいい。EDはTKなので苦手。

 

45位 ワッチャプリマジ! <34点>

このシリーズこんな位置に置く羽目になるとは...。
シリーズ終了は本当に残念だけど、それとこれとは別、申し訳ないけどプリマジはマジで駄作だった。1クール目の時持ち上げてたのが恥ずかしい。

もうこの作品が面白くなることはないとはここまでで分かり切っていたけど、4クール目で予想をはるか下回る出来になってしまった。
話は面白くないしキャラもあまり良くないし、曲も全く変わらないし、どこにも見どころがなかった。

話の問題点は色々あったけど、一番の問題は全く方向性が定まってなかったこと。
1クール目はジェニファーとひな、ひなとまつりのライバル関係など、スポコン路線の方向の話が多く、各キャラの対立関係の描写が丁寧で良かった。
レモンが人前に立てるようになるまでの努力や、みるきの影ながらの努力など、真面目路線でキャラ描写がしっかりしていた印象です。
ずっとこの路線で行けばよかったのに、クールを増すごとにそういったスポコン要素やキャラの成長描写などが薄くなっていき、やったとしても、もう見たわってなるような展開ばかりで、キャラが成長している感もなく、ライバル同士で争っている感もなくなっていった。れもんとか、ひなとか似たような話ばかり、なぜか事あるごとにキャラの成長がリセットされて、また成長し直すという繰り返しでめっちゃ気になった。

そして最初はスポコンから入ったというのに、最後はユーフォリアデビューやらいうよくわからない展開で、ジェニファーを謎闇堕ちから救い出すという、序盤のテーマからは完全に逸れたどうでもいい物語で終わるという。
序盤から各キャラが意識していたプリマジ大会も、全くと言っていいほどちゃんとした焦点が当てられずに、このファンタジー展開にすべて流されるという。
こういうファンタジーはプリティーシリーズのお約束ではあるけど、やりようによっては、最初のテーマとファンタジーを両立させられたでしょって思う。
というか、もう完全にライバル関係とかは完全に希薄になった後での話だけど。
プリパラの場合はファルルやひびきとの対決の場として大会がかなり重視されていた印象があるし。

最後までジェニファーとまつりがライバルと言う感じが全くしなかったのも問題。正直ひなVSジェニファーの構図の方がまだ盛り上がったんじゃないかってレベル。
まつりの目標がひなで、ひなの目標がジェニファーという地点から始まってたけど、そこからまつりがひなを超えてジェニファーを目標にするようになるという転換点が必須だったと思うけど、そこが完全に欠落してた。
ジェニファーは最初から最後までずっと浮いた存在だった。
リューメに関しては言うまでもなく。ジェニファーを助けてbotでしかないっていうね。ファンタジー展開にしても、ジェニファーとリューメとかいう空気な存在がピンチになっている話を面白いと思えるわけがない。
駆け足具合も酷すぎてどのキャラにも全く感情移入などできず、ただただ置いていかれるだけという。で、最後は全員優勝。序盤の雰囲気的にこの落ちはやめてほしかった。

駆け足は打ち切りのせいと言ってる人も多かったけど、プリティーシリーズって元々4クールごとに話の区切りがつくから打ち切りによる影響とかではないと思う。
長々とやった割に一切話に進展がなくて退屈だった合宿編と全く必要性の感じないデュオ編を削ればよかったのに。

書く機会逃したからここに書くけど、合宿編はつまらないだけとして、デュオ編は本当に何だったのか。
最後結局ソロしかやらないなら3クール目だけデュオでやった意味を感じない。
いや、そもそもソロでずっと行くよりも絶対に最初から2人や3人でライブをやっておくべきだったと思う。他シリーズのように。
ずっとソロというのも、プリマジが楽しそうにやっている風に見えない理由の一つでもある。
複数人でのライブは、それだけでキャラ同士の仲の良さも感じられる大きな利点があったのに。

キャラに関しては3クール目の感想で書いたけど、相変わらず特定のキャラは特定のキャラとしか接点がなくて微妙。プリマジはキャラがずっと孤立しているというか...。
れもんはみるき、まつりはあうる...みたいに特定のキャラ同士の絡みしかない。
特にひなとあまねは最後までろくに年少組との絡みもないし、何なら2クール目で落とした印象をそのまま最後まで引き摺って全く好きにもなれなかった。
箸休め回含めどの回もキャラ一人か二人だけに焦点を当てた話で、ワチャワチャ感が全然足りなかった。
過去シリーズの面白かったポイント(キャラ同士の絡み)が全部そぎ落とされている感じ。

例え話がつまらなくても日常回が面白かったらそれでいいと思ってるし、評判の悪いプリチャン3期もそこで自分は楽しめてたけど、この作品はキャラ同士の仲の良さなどが全く感じられず日常回も全然面白くなかったのが本当に痛い。
特に先輩組はマジでどうでもいいキャラ達ばかりだったし、みるきやれもんも後半になってくると取り合えず添えているだけみたいな扱いだし。
そもそもこの作品は毎回なにか中身のある話をやろうとしてるんだろうけど、それだけで4クールも持たせられるわけがないし、実際キャラ個別回は似たような話ばかりでつまらない回が多かったから、暗い話じゃなくてもっと明るめの話や日常回を挟んでほしかった。
変に暗くするぐらいならこれまで通り百合アニメ路線でキャラ同士仲良くやってた方が、見ている側も楽しそうにやっている風に見えるし、販促的な意味でもその方が良かったのでは?  今回マスコットに関してもほぼ空気で悲しかったな...。
書いてて思ったけど、自分がプリティーシリーズに求めてたものがあったのがルミナスウィッチーズだったのかもしれないw

それと曲がさすがに。
1クール目から4クール目までソロの持ち曲が一曲なのは本当にどうかと思う。せめて主人公だけでも変えてやれよと。
50話でミャムがマジ・ワッチャパレードをアカペラで歌うシーンがあったけど、あれも主人公のソロ曲を変えた上でやった方が、原点回帰している感があってもっと映える展開になっていたと思う。
と言うか曲数が少なく感じるのもソロ中心でやってたせい。1人1曲ずつよりも、3人グループ二つでそれぞれ曲数三つの方がローテーションもしやすいし、ある意味全員が3曲持っているようなもんだから持ち曲が少ないようにも感じないだろうし。

曲自体も微妙なのが多かった。
キャラソン系は、ある程度下手でも好きになれるはずなんだが、さすがにその補正があってしても好きになれないレベルで歌唱力や声量がないキャラが多い。
そもそも好きなキャラがいないからその補正が働いてないというのもある。

曲だけ流して終わるような総集編回も多すぎる。今までのシリーズはこういうのなかったのに。中盤ならまだしも最終回手前でそういう回が二回もあったのは本当にやばいと思った。

まあ全体的にいろいろ残念な出来でした。
最後にマナマナの人間体の姿が出てたけど、あっちの方が雰囲気も明るくて、ああいうキャラ達主体に物語作った方が絶対に面白かったと思う。ミャムのCG含め、もともとは2クール目でマナマナ編をやる予定だったんだろうか...。
今作の5人主役の作品はもういいけど、あれだけは少し見たいなと思ってしまった。
残念ながらもう厳しそうだけど...。

 

 

44位 キャップ革命 ボトルマンDX(2クール目) <34点>

継続なので感想省略。

 

 

43位 シュート! Goal to the Future <35点>

確実にクソアニメだけど、笑えるクソアニメなので好きなアニメではあった()

サッカーアニメだけど、サッカーというよりもホモアニメの印象しかない。
1話から試合の相手がヤンホモだし、かと思えば途中で身内のメガネもヤンホモ化するし...。常にホモホモしてた印象しかない。
日常回でホモホモするアニメはこれ系のジャンルじゃよくあるけど、試合中の会話でホモホモしだすアニメは中々ないんじゃないかw
サッカーの試合ろくに描かない割ににホモ描写はしっかりとしてるアニメ。
ホモがない試合にしても突っ込みどころしかない。
なぜか急に主人公がFPSゲームの記憶を思い出して、試合中にFPSシーンが入ったり(あまり重ね合わせにもなってない)、傀儡師とかいう謎の存在が出てきたり、ほんとにネタアニメとしては優秀。正体ばれた瞬間よろつきだす傀儡師さんには笑った。
サッカーの試合自体も、結構遠くにいたはずのプレイヤーが急に目の前にワープしてボール奪ったり、わざとハンドをする糞プレーだったり色々突っ込みどころしかない。

ストーリーも酷い。
主人公の言葉に惑わされて転がってるボールをキャッチできない無能キーパー、自分から勝負挑んどいて負けたら退部する魅力0の先輩達、高校生と一緒になってプールや体育館でふざけて起こられる監督...ギャグアニメとしての素質はかなり高い。
絵面も基本的に面白くて、プ
ールで怒られている絵面や、全員で退部届を破っている絵面は本当に面白かったw あと、絵面と言えばEDの謎ダンス。

実況付きで見ると本当に面白かったので楽しめた度合いだけで言うなら今期5位ぐらいのアニメではあります。(いい作品とは言っていない)

 

 

42位 アオアシ <38点>

いつか楽しめると思って最後まで見たけど結局最後まで駄目でした。1クール目の感想に書いたけど、良かったのは1クール目の母親の回ぐらい。

常にストーリー上に分かりやすい悪者が作られているスポーツ作品は苦手。
普通のジャンルのアニメならまだしも、スポーツアニメでキチガイみたいな選手を出されるとスポーツマンシップとかの観点から余計にイライラしてしまう。
実際リアルだと多少性格悪い奴はいるにしてもこの作品に出てくる「悪役」レベルの奴なんて早々いないだろうし、あまりこういうのは現実味もないから好きじゃない。
話が作りやすいんだろうなとは思うけど。

全体を通してこの作品はどこかキャラの描き方が個人的に気持ち悪かった。
自分より格上のプレイヤーを過剰なまでに神格化して描くのも気持ち悪さがある。
言うても同年代、同学校で、特段凄いことをしているわけではなく常識の範疇のプレーをしているだけなのに。

話もあまり面白くなかった。
このアニメ試合や特訓以外のしょうもない部分に尺を割きすぎててテンポが悪すぎる。サッカーアニメなのに全然サッカーの試合をやってたイメージがない。
試合が始まっても、回想が長々と入ったり、「これはこういう戦術で~」みたいな解説が長々と入ったりしてとにかくテンポが悪い。間の取り方が最悪でとにかく試合が面白くないサッカーアニメだった。
あのプレイヤーのこの動きにはどんな意味があったんだ...?と考察していく流れが何回もあったけどさすがにダルすぎ...。結局そんなのフィーリングと慣れでしょって...。
1クール目にも書いたけど、戦術面ばかりに焦点を当てすぎてて純粋な盛り上がりが作れてない。しかも、その戦術もポジショニング、パス、マークとか上位プレイヤーな割に自分でも分かるような基礎的なものばかりで本当に退屈。

 

 

41位 ユーレイデコ <38点>

キャラデザは大嫌いだったけど、話は面白いんだろうなぐらいで見てたけど、結局話も微妙でした。

湯浅作品大体に言えるけど、こういう気持ち悪い(≠奇抜な)キャラデザは大嫌い。
有象無象の他作品とは違ってこれは高尚な作品ですよ、と言われてるようでほんとに気持ち悪い。キャラデザじゃなくて内容で個性を出してくれよって思う。
自称分かってますよ系の人や評論家様はこういうキャラデザ持ち上げるんだろうけど、本気でこのキャラデザを好きと思ってる人なんているのかな。
正直このキャラデザはマイナス補正しかかからない。
ストーリーが仮に面白かったとしても、好きな作品にはなれない。

キャラデザはこの辺にしておいて、ストーリーも特段面白いと思える点がなく。エンタメ性が全然ないし。
その上に話の出来も良くなく、言うならSNSに上がってるしょうもないネット風刺みたいな出来の悪いものを延々と見せられるみたいなw 単話の感想は特に書かないけど。

そもそも風刺にしてもラブがその人の価値に直接関わるというのはさすがに誇張が過ぎてただでさえ共感できないのに、作中でもその世界観が上手く表現できてなくて尚更綿密さを感じられなかった。
ユーレイって要はスラム住人みたいなもんだろうに、ベリィとか特に惜しむことなくユーレイの道を選んでたしね。
ユーレイの設定も雑。何かしらの理由で住民登録がされてない人たちという設定だったはずだけど、何かしらってなんだよって...。なぜそこを曖昧にする?
仮にシステム不具合が関与してるなら然るべき処理ながされるべき存在じゃないのか?って思う。
住民じゃないけど、スラム的な場所に住んでます、普通に街をうろつけます、裁判も受けないといけませんはさすがに中途半端すぎないか?と言いたくなった。
キャラやその回の話ばかりに焦点が当たっていて、肝となる部分(世界観)の描写が不足してた印象。

最後の全員協力でハックたちを目的の場所に連れて行くパートは少し面白いとは思ったけど、この辺もここまでに比べて比較的エンタメ性があっただけで普通かなと。
ポップな世界観にはぐらかされがちだけど、あのパートはリコリコ並みにガバガバだったと思う。
フィンの過去回やその他の回などを見るあたり、この世界は物事の判別までITに委ねられていて異常にIT化が進んでいるけど、そんな中で情報の仕分けだけは人が集まって手動でやっているというねw
現代でもある程度自動化できてるようなことが、この近未来な世界観でなぜか手動という。
そして、ベリィたちが、自分たちが逃走できたのは奇跡ではなく両親のおかげだとか言ってたけど、いやいや、自分たちの情報の処理があの大人数の中から偶然両親に委ねられている時点で奇跡でしょって。
そもそも両親が処理している情報なんて氷山の一角なわけで、あれで大衆を騙せたということは、偶然ベリィたちの画像の処理が約半数以上両親に任されていたということになる。
他にも逃亡パートは追いかけ役が銃を撃てる状況で全く撃たなかったり、対国家機関へのハッキングが普通に成功したり、見ていておいおいってなるガバガバさ。

ゼロ現象という本筋の話に迫っていく話は少し面白かったけど、結局オチが微妙で。
怪人ゼロの正体が世界の管理人というところまではいいとして、結局ゼロ現象を起こして何がしたかったのか。
それっぽい雰囲気だけ出して結局全部投げ出して終わってしまった。
ハックがゼロの後を継いで終わるけど、それによって世界の何が変わったのかにもフォーカスしてほしかった。
ユーレイたちがある程度救われたことぐらいしか分からなかった。
他のユーレイ探偵団の今後は詳細に描かれてたというのに肝心のハックだけないというね。
この作品のテーマはメタバースや高度にIT化された世界への是非だろうし、そこに対してもっと踏み込んで描かれるのかと思ったら、拍子抜け。
この世界の慣習の問題点などをもっと掘り下げてくれるのかと思ってたが。
最後はなぜか2人が再会してエンド、それっぽさだけ醸し出して終わってしまった。

ちょっとだけいい点も書くと、ベリィだけに焦点を当てれば、自分の目で見えるものが真実と認識するまでの物語でジュブナイルとしては悪くはない?
主人公達だけの物語で終わってほしくはなかったが。
最後のエンドも2人に好感が持ててたなら感動できたかもね。
そういう意味でもキャラデザはマイナスでしかない。

 

 

40位 リコリス・リコイル <39点>

好きな人を否定するつもりはないけど、本当にストーリーにいい要素が一切ないアニメだったと思う。世界観構築とかキャラの理念とか何もかも雑でこれが評価されてしまうのはちょっと悲しいとも思った。

美少女xガンアクションと言うジャンルには元から期待してないので概ね予想通りの出来。このジャンルで面白くなるかならないかの肝はキャラよりもストーリーに重点が置かれていることだと思っているけど、この作品はやっぱりキャラの方ばかりに重点が置かれストーリーが疎かになっていて駄目だった。

一話はまだ良かったけど、二話の茶番展開や不殺主義というシリアス感を削ぐ設定だったりで萎えてしまったかな。和気あいあいと銃撃戦や戦闘するアニメは大嫌い。
キャラアニメなのもあってその後の日常回はそれなりだったけど、戦闘回になると露骨に甘さが出てつまらなかった。
せめてシリアスシーンでは深刻さを出してほしかったけど、千束がどんな状況でも明るい?と言うよりふざけた感じなせいでお遊びにしか見えない。
キャラはいいと言いたいところだけど、こういうシーンのせいで正直千束はかなり嫌いなキャラになってしまった。
というか、千束のキャラ露骨にオタクが好きそうなキャラみたいな感じできつい。
どこかで見た感想だけど千束もたきなも生きてる感じがしないというのはすごく同意できた。

本筋の話。
これは散々言われてるけど、設定がガバガバすぎる。
細かな粗なら別にいいけど、普通に見ていてもえ?ってなってしまうような粗が大量にあるのはさすがに...。
散々言われてるようなこと書くのもあれだけど、町に銃をばらまくのはいいとして一般人がそれ拾ってなぜか撃つ→そしてなぜか当たる→死亡の流れはギャグにしか思えなかった。真島の部下が一芝居打ったという設定ならまだしも。
それでいてリコリスの存在がばれたことへの対処が「実はアトラクションでした」なのはやばすぎでしょって。
基本的にDAのガバガバ組織感が酷い。
全国放送中に別の部隊を送り込んだり、何度もハッキングされたり、とにかく無能。
犯罪者を誰も気づかないうちに処分できるほどの有能な秘密組織と言う感じが全くしなかった。
真島ばかりに焦点を当てるのではなく、雑魚犯罪者を始末するごく普通なリコリスの仕事を単話としてもっとやった方が良かったんじゃないかな。

それとご都合。
戦闘が都合よすぎる。典型的な味方の弾だけ当たる系のアニメ。
一応千束は特殊能力持ちとはいえ、たった数人で大人数を相手に正面突破したりだとかは萎えるかな。特にたきな達だけで大量の真島の部下を突破する回は萎えた。
補正がかかってるのは主人公達だけでなくて真島も。
至近距離の爆発になぜか耐えるし、倒したのに始末せず放置したと思ったら案の定生き返えって再戦では?ってなったし、その後又倒して今度こそ終わりかと思ったら、最終回でもちゃんと生きてますよオチ。
てか、真島CV松岡が面白かったから好きなキャラではあったけど、CV補正なしだとはっきりいって全く魅力がないキャラ。
DAに対する個人的な恨みを原動力にするキャラと言う設定よりかは、DAの方針に異議を唱えるダークヒーロー的キャラ付けにした方がまだ面白かった。
信念も何もない薄っぺらいキャラ、おまけに千束と慣れ合いすぎて全くラスボス感がないキャラを引っ張って最後に据えられても。

最終回の花火はもう突っ込む気も失せた。
それに思いっきり真島を突き落としてたけど、不殺主義はどこいった?
あと、心臓結局どうしたのかとか、吉さんの最後ぐらいぼかさずにちゃんと書いてくれよって...。
最終的に千束は吉さんの心臓で生きながらえることになるけど、マジで千束も千束で信念がブレブレすぎて共感できない。
敵のハッカーさんも真島を従えて何か信念があるキャラなのかと思ってたけど、ただただ真島の都合のいい協力者という舞台装置的立ち位置で終わってしまって残念。
ついでに言うと敵ハッカーさんだけじゃなく、くるみも全く掘り下げがなくただの舞台装置だった。
両者とも、万能ハッカーがいると脚本が作りやすいからと言う理由だけで取り合えずで用意してるだろみたいなキャラ。
粗が多少あっても、テーマが通っていればまだいいけど、これはやっていることが何もかもブレブレでとにかく微妙。
適当に戦って百合してるだけのアニメと言う感じ。
DAに対する是非みたいなのは1クールで描くのは無理にしても、もうちょっと世界観に向き合ってほしかった。それと、不殺主義にも。

EDは序盤は合ってたけど、終盤の方は入れ方が下手すぎる。
めっちゃ銃撃戦やっている最中にテレッテレッテレッテレーって流れるのは茶番感しか醸し出せてない。巷で万能EDとか言われてるけど、いや、全然あってないでしょって言いたい。
これだけはマジで理解できなかった。自分がおかしいのかと思って何回もEDの入り方を見返した。(いや、実際自分がおかしいの・・・?)

良かった点はキャラの描写かな。(キャラ自体は好きじゃなかったが)
千束の存在によってたきなが変わっていく様を日常回を通じながら描けていたのは良かったと思う。序盤は全く他人を気にかけてなかったたきなが、後半は千束のことを気に掛けるという展開も悪くなかった。
それと、電車のシーンや9話のラストなど、表現が上手い作品ではあった。
普通に日常系アニメでよかったのでは...?

作画は良かったけど、この作品のスプレーみたいな血の書き方はかなり嫌い。
皆EDの方が好きと言うけど、自分はOPの方が好きです。
今期一好き。(EDも好きですが)

どうでもいいけど、この作品普段一話毎の感想なんて全く上げてないアニメ系Youtuberが毎週持ち上げてたけどステマか何かですか。
まあそこはいいとして、エンゲージキスとかまどマギに対立煽りされててこのアニメの印象が悪くなりそうだったのであれ系のチャンネル全員非表示にした。

 

B

39位 カッコウの許嫁 <41点>

最近のテンプレラブコメでは珍しく2クール。
2クール作品というだけで自分の中での期待値が1クールアニメの2倍ぐらいあったけど、かなり期待外れでした。

何かしら話に区切りをつけるための2クールかと思えば、最初から最後までこれと言った話や恋愛描写も大してなしに最後までグダグダとありきたりなラブコメ展開をやっていただけ。
最初の方はそれでも楽しめてたけど、後半はキャラも増えない上にそれほど好きなキャラもいないし、さすがに飽きた。ほんとに何一つ話がないから...。
最後意味深に兄の謎を提示したけど、結局何も回収されずw

恋愛アニメとしてもかなりお粗末。
最初は三角関係をしっかり描いてくれることを期待してたけど、結局ありきたりなハーレムラブコメでずっと適当な展開やってただけですね。
てか、妹が実際は妹じゃないと分かった瞬間恋愛対象になるのやばくないですか()
誰かの妄想みたいな、これ系のハーレムラブコメはもうおなか一杯。
設定からして意味わからんのに、ヒロイン全員で同居とかあまりに現実味がなくて寒い。

OPED映像1クール目はすごく凝っていて良かったと思う。(曲自体もいい)
2クール目OPの映像は何があった? サビ前まではそれなりに凝ってるけど。
EDも微妙、藍井エイルああいう曲合ってなくない?

 

 

38位 それでも歩は寄せてくる <42点>

高木さんの作者の作品。
この作者の作品で楽しめた試しがないものの、これは主人公ヒロインともキャラデザが今期TOP3ぐらいに好きだったし、将棋と言う題材もあってかなり期待してたけど、やっぱり駄目でした。

完全に飽和状態のラブコメジャンル、これもそのテンプレの一つでしかなかったかなと。将棋要素も大してないし本当に個性がない、無難。
1話時点からお互い惚れてて恋愛感情の進展とかも一切なく、最初から最後までただただイチャイチャしているだけという完全な虚無アニメだった。
早く付き合えよって言いたくなる。
と言うかもう実質付き合っているようなもので...。

まあそういうところじゃなくてキャラ同士の絡みを楽しむアニメなんだろうけど、これ系のラブコメはどこかで見たようなありきたりな展開ばかりで自分はマジで面白いと思えない...。キャラを変えてるだけ。

良い回は良かった印象があるけど、基本的に退屈。
2人のキャラは好きだったので、最初の方はキャラで楽しめてたけど、後半になっても基本的に二人の絡みばかりなのでさすがに飽きた。
せめてキャラがもうちょっといれば...。
まあ退屈だっただけで、日常アニメとしてここが悪いみたいな点はあまりないし、ノリが合う人なら楽しめるんだろうけど...。

 

 

37位 はたらく魔王さま!! <43点>

 

原作勢が二期の範囲はつまらないと言ってたからあまり期待してなかったけど、本当にその通り面白くなかった。単純に古すぎてもう熱が冷めてるというのもあるだろうけど。一応、一期はかなり好きでした。

二期はありきたりなギャグアニメ&バトルアニメに落ち着いてしまった印象。
逆転生モノの面白さは異世界と地球との間でのギャップネタだと思ってるけど、二期はそこが弱かった。
一期はこの作品の代名詞的な立ち位置でもあるカツ丼ネタみたいに、異世界との違いに驚くシーンや、魔王がマクドで働いているギャップが面白かったけど、二期はよくわからない子育てとよくわからない戦闘ばかりで全く面白くなかった。
魔王様ももう魔王感がなくなってしまっていてあまり逆転生モノとしての面白さが発揮されていなかった。

子育ては本当にどうでもいい。よくわからない子供よりも真央やエミリア、ちいちゃんとの絡みをもっと見せてくれよとしか。
戦闘は1期は勢いで誤魔化せてたけど、2期は間が開いたせいで固より駄目だった点が更に目立ってる感じ。
常に魔王との関係性がよくわからない敵が攻めてくるのは正直引き延ばし感しかないし面白くない。
エミリアみたいに物語序盤から魔王との関係性が提示されてた存在ならいいけど、今更になって回想とかで魔王との関係性を語られる敵は後付け設定感マシマシでグダグダ感しかない。

完全にギャグアニメ路線か、エミリアやちいちゃんとの関係だけにスポットを当てた方が面白かったと思う。結局この作品の一番の盛り上がりどころはちいちゃんをとるか、魔王と言う地位を取るかの葛藤なんだから。

戦闘シーンもさすがに作画が省エネすぎる。
フリフラとかプリプリのStudio 3HZなのに作画が崩れてたのは意外。
キャラデザは慣れはしたけど、さすがに前の方が良かった。
3期は完結までやるならまだしも、そうじゃないなら面白くなる気がしないなぁ...。

 

 

36位 Extreme Hearts <45点>

これ実況板とか一部界隈だと気持ち悪いぐらい持ち上げられてたけど、マジでどこが良かったの?って言いたくなる。
今期一高評価に理解が苦しむアニメはリコリスじゃなくて個人的にこれ。

一話時点だと謎にロボットが大量に出てきたり、アイドルとして成功するためにスポーツをやると言った意味不明な流れだったり、明らかギャグアニメというか、狙ったクソアニメと言う感じで面白かったけど、後半でなぜか真面目路線に切り替わって突っ込みどころも減り何か見たかったものと違うなと言う気分になった。
この設定で王道なスポコンは求めてなかったし、王道としてやるなら序盤のふざけた設定が邪魔にしかなっていなくて纏まりがあまりなかった。
アイドルとしての成功のためにスポーツ大会で優勝と言う設定が支離滅裂すぎて...。
スポーツ頑張りました、その結果スポーツ大会優勝できました→アイドルとして大成しました、の矢印部分で「は?」ってなるせいで最後それっぽい雰囲気出されても何の感動も得られなかった。

キャラもなぜか主人公チームだけがモブみたいな見た目でキャラデザ的にも印象に残らないし、掘り下げもロクにないから全く印象に残らない。
主人公もアイドルを志してる設定だけど、途中からは謎設定故スポーツばかりに気が入ってて結局アイドルになりたいという元の意思が薄く感じるし。

スポーツアニメとしても微妙。
ハイパースポーツと言う割に見栄えは普通のスポーツで、設定のわりにあまりこの作品独自のものを感じられなかったのが残念。
浅く広く色んなスポーツをやっている感じで、スポーツアニメとしての面白さはあまりなかった。

まあ、最終回のライブは予算はそれほどながらそれっぽい盛り上がりは作れていたとは思う。他は、スノーウルフの回は1話と言う尺で綺麗に相手側の掘り下げが出来ていて良かったと思います。
全体的につまらなくはなかったけど面白くもなかった。
曲は地味に良曲が沢山あった作品でした。
明日へのBreakShoot好き。

 

 

35位 神クズ☆アイドル <46点>

アイプラに続き...でもこの作品はギャグメイン。
ダークホースと言われてたり世間評価は結構高かった気がするけど、自分はあまり合わなかった。
まあこの作品は自分がギャグを全く面白いと思えなかったというだけなので、別に酷い作品とかそんな風には一切思ってませんが。
毎回似たようなことをやってるなぁという印象だったのと、それなりにはっちゃけてなくてイマイチギャグに振り切れていなかったから自分はそんなに。

一応ストーリーとしては仁淀の成長が軸になっているんだろうけど、基本的にずっとギャグメインに進んでいくので話が面白いということもなかった。
最終回丸々ライブで終わりは、確かに見てる側もその場にいるような臨場感はあるけど、正直こういうのをやるのであれば、仁淀の成長にもっとスポットライトを当ててほしかった。自分の意思でライブをやっている時点で少しはマシになっている感はあるけどそこ止まりで...。

まあその辺りは原作の途中までのアニメ化なので仕方ない面もあるだろうし、結局はギャグが合わなかったというだけでここが悪いという要素は特にないので、人に依って高評価なのは理解できます。
曲は個人的にはそこまでだった。何個か好きな曲はあったけど。

 

 

34位 ラブオールプレー <47点>

当たりの多い一般小説原作なのでかなり期待してた作品だけど、かなり期待外れでした。
微妙な点を全部書くと2000字ぐらい書けそうだけど、中でも特に微妙だったのが、①話の軸が弱かったこと、②話に連続性がないこと、③サブキャラの扱い、④試合の盛り上がり。駄目な点多すぎて箇条書き...。


主人公の憧れの遊佐を打ち負かすことが最終目標に据えられていた作品で、実際最後も遊佐戦で終わる作品だけど、序盤と最後以外は遊佐のライバル感が全くなくて、何を重視したい作品なのかよくわからなかった。
中盤に一度遊佐と戦った回があったけど、この作品お得意のダイジェスト試合であっさりと流される始末。
遊佐を最終目標とするアニメなのに、遊佐との絡みは少ない上、試合があったと思ったらあっさり流されたり、上手くライバル関係が描けてなかった。
まあ結局最終回の遊佐戦は良かったけど...。


このアニメで一番酷いと思った箇所、乗り切れなかった原因。
キャラの成長過程や思考の変化などの描写が少なすぎる。
最初松田が新入りの中で圧倒的な最強キャラなのかと思えば、いつの間にか主人公が拮抗してるし、弱い双子や脳筋も先輩達と渡り合えるようになってるし、メガネはいつの間にか選手としての道を諦めてるし、スポーツアニメとしては最悪。
本当にこれと言った描写や、試合中の成長描写とかそういうのが一切なく強くなってるという...。
メガネは一番酷いと思った。序盤実力ないことを思い煩う回とかあった割に最終的に断念の描写もなくあの扱い。
最終的にどのキャラがどれぐらい強いとか全くわからなかったよ()
キャラ以外にも展開も...。
練習試合の過程とか全然踏まずに6話ぐらいで早速公式戦に突入するのはどうなの。
負けイベということもなく、試合自体もあっさり流されるし、後の展開につながるということもないし、とにかく話の構成が雑。


基本的に主人公以外のキャラは空気。存在感あった松田すら後半は弱体化して空気で悲しかった。その分主人公の掘り下げに回せてるかと言われるとそうでもないし本当にどうしようもない。


試合がつまらない。作画の問題もあるけどそれ以前に脚本的に一切盛り上がりどころを作れてない。
雰囲気で熱い試合にできてたりすることもなく、点数は飛び飛びに上がっていくし、相手とのやり取りや心情描写も戦術も基本的になく淡々と進む...盛り上げ方が下手すぎる。
おまけにどちらかの選手が疲労困憊状態で...とか、相手はケガがあって...みたいな、試合をつまらなくする余計な要素が毎回盛り込まれている始末。
こういうのがあると、真っ向勝負感じがなくなって単純につまらない。
特に、相手、しかも友人がケガをしていることをいいことに、不利な位置を狙うって、ほんとに主人公か?ってレベル。
実際の試合だとそういうのもありかもしれないけど、スポーツアニメとして見た場合最悪。ケガの隙を狙うよう指示を出した監督さんはあの回以降サイコパスにしか見えなくなった。

一個一個は書いてられないけど、メインの軸以外にも毎回毎回ん?ってなる会話や、脚本に違和感ある所があって普通に見ていても引っかかる点が多い。親睦会の回とか必要でした...?

ただ、最終回だけは良かった。
と言っても序盤から目標に据えられている遊佐戦が盛り上がらないはずもなく当然の盛り上がりという感じだけど。
最終回の試合は、上で書いたような欠点がなく戦術もあったし熱い試合になっていたと思う。
あと、これ系の作品で負けエンドと言うのも目新しさがあって良かったかな。ただただ奇を衒った展開と言うわけではなく、その敗北をばねにして次へ繋げる描写も、ここに来てキャラの成長が感じられて、いい最終回でした。

あと、マツダが内心では最初格下だった主人公のことを見下しているみたいな話はリアリティがあって良かった。(ただ、その部分の蟠りが解消される描写が欲しかった感はあるが)

結構ボロクソ書きつつも、不快感あるキャラは監督意外にいなかった(遊佐も後半になるとネタキャラ化した)し、先輩たち含めキャラに魅力はあり、どのキャラもお互いを高め合ってる感があったので、全体的に雰囲気は明るく嫌いなアニメではなかった。

作画は試合中にラケットしか映らなかったり、超ズームで描写されてたり、とにかく省エネだった。ただでさえ、脚本的に試合の全貌がわかり辛いのに省エネ作画のせいで尚更。ただ、最終回の遊佐戦だけは作画がかなり良かったと思う。
Hey Say!JUMPの主題歌も良かった。

 

 

33位 うたわれるもの 二人の白皇(1クール目) <47点>

1クール目なのであまり書かないけど。
戦記物だから絶対自分が好きな奴だと思って1期から計4クール頑張って追った作品だけど、結局いつものエロゲ原作でつまらなかったよ...って感想。
2期とかマジで自分の歴代ワースト10クラスに不快だった。

今回のは一気見じゃないというのもあるだろうけど、2期に比べたらまだ全然見られる方。2期みたいなくっさいエロゲのノリがあまりなくて1期みたいな真面目な雰囲気でやってるから。
相変わらず少人数の強キャラで大量のモブを蹴散らせたり、数人で敵陣の重要な位置に辿り着けたりガバガバな部分はあるけど...。
今更キャラの掘り下げするのもなぁ...。2期の寒い日常回削ってやっとけよって話。
この点数なのは加点要素が一切ないけど、減点要素もほぼないが故。
今後どっちに傾くかは分からないけど、今世界観の種明かしパートに入りつつあってそれなりに面白く(先が気になるように)はなってる?
取り合えずクオンのかなかな言う語尾イラつくからやめてほしい()

 

 

32位 転生賢者の異世界ライフ ~第二の職業を得て、世界最強になりました~ <47点>

いつものやつ。
本当に目新しい要素は一切ないなろうアニメだったけど、意外と主人公に不快感はなくて、思ったより悪くはなかった。(面白かったとは言ってない)
有名ゼリフの「弱すぎって意味だよな?」のシーンもさすがに一週回って面白いしね。
それに、制作側も面白くないことを分かってるからか、ネタに走ってる部分もあってそういう部分は楽しめた。
飯の回とか、ブルーレッサーファイヤドラゴン連呼回とかw
飯に目を輝かせる主人公やウキウキで森林・生態系破壊しまくる主人公には少しギャップがあって笑った。
そういう要素もあってか不快感が少なかったのかも。そうだとしたら制作側は優秀。

ただキャラに不快感がないにしても展開は完全になろうなので面白くはない。
戦闘は作画や構図はこれ系の作品にしてはかなり凝っていて(主人公の魔法発動のシーンなど)、アニメ制作側のやる気は感じられたけど、原作に忠実な性で結局プラスマイナスゼロ。
せっかくMP制限は緊張感のある見せ方だったのに、MPがなくなってもHPで補えばいい、HPがなくなったら回復薬で回復すればいいの謎理論で、それが台無しになってた。
それにこれ言ったら全部のなろうに当てはまるけど、主人公が勝てる前提で慢心して動き回る時点で緊張感の欠片もないね。

あと、なろうアニメ最近転生直後のシーンをカットするのが当たり前のようになってるけど、さすがに解説なしで初手無双は良くない。
いや、正直何があったかなんてテンプレだから読めるけど、それ言ったら展開読めるのは転生直後に限った話じゃないしね。
もう一つ、敵組織内にすごく現代的な機械があったけど、せめてそれぐらいは時代考証してくれよって思う。書く側のやる気が一切感じられない。
この作品の英語タイトルが「My Isekai Life」らしいけど、無個性なこの作品にはぴったりのタイトルですね()
実際賢者要素なんてないしほんとに的確かもしれない。

OP曲「無自覚の天才」は曲名だけ見るとこのアニメの主人公を表している痛い曲のようだけど、実際はそんなことはなく、もっとメッセージ性のあるいい曲(歌詞)です。

 

 

31位 Obey Me! The Anime Season 2(1クール目) <48点>

お前二期やるんかいって感じのw
1期の時はマジでネタが滑りまくりなのと、声優の下手さもあってつまらなかったけど、二期はそれなりに楽しめてる。
二期で脚本がマシになったのか、自分の感性が麻痺してしまったのかは分からない()
けど、楽しめてるのは事実。ただ、声優は上手くなってないw

 

 

30位 ハナビちゃんは遅れがち <50点>

擬人化の波がとうとうパチスロ機にまで。
パチンコやらないしやる気もないんで元ネタとかは一切わからなかったけど、そこは別に分からなくても問題なく見られる。

内容は特に何もない、よくあるショート日常アニメと言う感じ。
ショートでも楽しめるものは楽しめるけど、これは結構虚無でした。
さすがにむさしの!よりは虚無ではなかったけど。
何がダメだったのかはわからない。
パチスロ機だからこその話も少なかったかな...?

OP6曲とEDは全部ボカロP作曲の曲で結構期待してたけど、総じてあまり好きになれず。ボカロ嫌いじゃないんだけど、なんでだろうね。

 

 

29位 異世界薬局 <51点>

期待外れ枠。
チート薬師、真の仲間と、転生して薬局を開くなろうアニメは結構あったけど、これは薬以外の要素に重きを置いている今あげたアニメとは違って、ガチの薬学知識が含まれている作品。
どの分野であれ、こういうちゃんとした知識が含まている作品は作者や政策の気概が感じられるし、ほぼ例外なく好きだけど、これは残念ながら例外になってしまった。
良かった点も多いけど、それ以上に悪い点が多くて全体的に見るとマイナスの方が勝ってしまった。

まず、主人公がチートすぎるのが良くない。
魔法で病気の種類がわかります、チートで何でも作成/削除できますはさすがに面白くなかった。
特定の病気の削除、○○薬の作成が詠唱一つでできてしまうのはさすがに呆気なさ過ぎてどこに見どころを見出せばいいのかが分からなかった。
てか、毒とか消せるなら普通に病気も消せてしまえそう...。
魔法の力で病気を見抜いて、魔法の力で薬を作成して治療・・・薬学知識を使ってるのはその病気に対する特効薬を選択するときだけという何とも言えなさ。
結局知識よりもチートの方がすごいじゃんってなってしまったかな。
医学と薬学の境界線も曖昧。

それに、この作品は基本的に主人公しか活躍しないし、算数のできない異世界人に算数を教えるなろう作品と同等に思えてしまった。
ヒロインとかもうちょっと出番あっても良かったのにと思った。
2人のヒロインが完全に空気。

でも前半はまだ良かった、後半の展開にはがっかり。
権益争いや魔女狩りみたいな展開は上手く書けば面白いんだろうけど、この作品はそれらを全部チート能力でねじ伏せてしまった。こういうところも結局知識があるだけで他のなろう俺TUEEEとさほど変わらなかったかなと。
それで、最終回。ペストは実は人災でウイルスばらまいた黒幕がいました、と言う展開はさすがに不要だった。
謎にバトル展開が始まってしまって、あれ?これ何アニメだったっけ?と言う気分で見るしかなかった。

けど、良かった点も結構ある。
まず、噛ませキャラがいない/いたとしても脳死的な噛ませキャラではなかったこと。
父親に関しては知識で主人公に及ばなかったものの、観察眼に対する有能さは主人公にも認められていたり、その後しっかり自分の知識が足りないことを認めたり、なろう系にありがちな、雑に間違った知識を振りかざす無能みたいな描かれ方ではなくちゃんと好感の持てるキャラになっていたと思います。
異世界薬局のライバルの商会のギルド長に関しても、噛ませ感はあるものの、異世界薬局を敵視している理由が貴族と平民の軋轢によるものと、向こうは向こうで共感できるキャラになっていて良かったと。

上で解決があっさり過ぎるとは書いたけど、異世界薬局の平民視点の敷居の高さとか、既得権益争いとか、長期間の検疫に依る経済的な不利益とか、実際問題になるであろうこともしっかりと描かれていた印象です。
それに、薬作成がチートとは言え、どういう治療が賢明か悩むシーンがあったり、治療をするにしてもその前や後にちゃんと精神的なケアも行っていたり、作成以外の面では基本的に薬師要素に文句はなかったです。
そういうのもあって主人公の印象はいい。イキってはいないし。

OPは下手なのか曲が悪いのか個人的に微妙な感じだったけど、EDは今期トップクラスで好きです。

 

 

28位 あたしゃ川尻こだまだよ ~デンジャラスライフハッカーのただれた生活~ <51点>

悠木碧劇場...。
これと言った内容がない上もう内容ほぼ忘れているので特に書くこともないけど...。
あるあるネタを面白いと思えるならそれなりには楽しめるだろう作品。
さぼりたがりの主人公、ライフハッカーぶってる主人公が毎回何かしらそれっぽいことをするけど結局上手くいかない/予想外のことが起こるのが、滑稽でちょっと面白かった。OPが無駄にかっこいい。

 

 

27位 ブッチギレ! <55点>

これと言っていいところもなく、かといって悪くはない何とも言えない作品だった。
史実に沿いつつオリジナルなストーリーを展開していく歴史モノは結構好きだけど、これは結局新撰組云々よりも、ただただ雑面の鬼という架空の存在と戦う普通のファンタジー物になってしまって、新撰組の替え玉と言う個性的な設定があまり活きていなかった感。
敵を架空の存在にするのではなく、史実通り長州藩薩摩藩にしてファンタジーバトルものにした方が面白かったんじゃないかなと思う。
これだと劣化鬼滅の刃にしかなってない感。

それに、雑面の鬼たち、あんな特殊能力を持ち合わせてるなら攘夷路線も現実的に見えるし、あそこまで悪役のように描かれていたのも少し違和感があった。
桂小五郎とか、出したはいいものの結局名前を出しただけでキャラとしてあまり扱えていないし、よくわからないまま仲間になって、何がしたいのかも分からず終わっていったし。普通に仲間になるならアキラとの関係性にも面白みがない。
キャラも一番星とアキラとサクヤ以外はあまり印象に残らず。
前半の方は全員満遍なく活躍していて良かったけど、後半になるとツキトと一番星の関係性ばかり重視されて他のキャラの出番が一気に減った。

良かった点。
こういう複数人で何かミッションをこなすジャンル(こういうジャンルなんて言うんだろう)は結構好きなので何も考えずに見たらそれなりには楽しめた。
戦闘もそれなりには凝っていて面白かった。
少なかったとはいえ所々、史実に絡んだ話もあったのは良かったと思います。
ツキトと一番星の対立に関しても長い話数にわたって丁寧にやっていて最後は上手くまとまっていたかなと。殺してほしくはなかったけど...。

 

 

26位 東京ミュウミュウ にゅ~♡ <56点>

皮肉でも何でもなく深夜のプリキュア
当時朝アニメで見てた層に向けてるから深夜放送なんだろうけど。
(それでも新規層獲得のために朝に放送しても良かったのではと思わなくもない、最近女児アニメが少ないし)
旧作未視聴だからよくわからないけど、多分ストーリーも旧作をなぞっているのかな...? 少なくともキャラは同じで。

ノリは古め、完全に女児アニメのノリ、作画も一世代前ととにかく流行からずれているような作品だけど、どこか懐かしさがあって嫌いじゃなかった。
ストーリーは薄め。毎回日常パートをやったあとに敵が現れて全員で倒して終わりのワンパ。だけど、女児アニメだしそれで良し。
プリキュアも含め、女児アニメの戦闘シーンはさすがにそんなに面白いとは思えないけどお約束だしね。それに戦闘パートよりもどこかぶっ飛んでる日常パートや恋愛パートに主に尺が割かれていたから基本的に大人が見ても退屈しない作りで良かったと思う。青山くんの頭のおかしさ好き。

敵自分たちの星がだめになったから地球に侵略に来た設定だけど、その部分の回収はまだ特になく。
絶滅生物というテーマを扱った作品でもあるのでその辺りを上手く回収してくれるとストーリー性があって評価したくなるけど、その部分は2期に回す感じかな。だから、2期の最後のまとめ方には期待してる。
これ好きな人はプリキュアも見た方がいいと思う、いや、これ見てる人はさすがに見てるか...?

 

 

25位 彼女、お借りします season 2 <57点>

人気漫画ラブコメ特有の引き延ばしで2期は特にメインのストーリーに進展がなくグダグダするだけで終わって3期決定。

いい点もないわけではなく、主人公の心理描写などはこれ系の作品にしてはかなりちゃんとしてるのはプラス。
主人公も賛否あるみたいだけど、個人的には重要な場面では思い切って千鶴のために行動するから嫌いなキャラではない(むしろ好き)。
そういう要素はいい点として挙げられるけど、一期同様展開がとにかく酷いのがなぁ...。

ヒロインを尾行する展開だったり、ハプニングで同じ部屋で過ごさなければ...みたいな展開だったり、関係がばれそうでばれない展開だったり、基本的にワンパターン。それに、こういうあほくさい展開ばかりされると作品までしょうもなく見えてしまう。
おまけに2期はレンタル彼女成分も薄くて引き延ばし感が強かったかな...。
展開が変わり映えしな過ぎた。
基本的にストーリーやキャラの関係性が動かない回は退屈。

そんな割に相変わらず瑠夏や麻美に関してはほぼ空気だし、コミュ障の子に関してはもはや存在すら忘れてしまうレベル。
出番があったかと思いきや、瑠夏の全く相手のことを考えてない行き過ぎた行動は不快でしかなかったし、麻美は意味深なセリフ言うだけ言って何もなく終わるし、コミュ障の子はもはや何がしたかったのかわからないし...。
というかストーリー上元カノの麻美はともかく、瑠夏とコミュ障はマジでいらない。明らか人気維持のために出してますよ感。

まあ最初も書いた通り自分はこの作品の主人公普通に好きなので、女優としての水原を応援する姿や、わざわざクラファン立ち上げて水原を助ける姿は少しかっこいいと思えたかな。(クラファン誰が金出すんだよ感はあるけど)
一見クズに見えても、千鶴への申し訳なさと、祖母を落胆させたくないという気持ちを常に持っていて、その二つの間で葛藤しているのはしっかりとしているなと思います。
現状の実質的に付き合ってるような状態は、主人公にとってはプラスだろうけど、それが異常な状態であることは理解していてその状態に甘んじようとはしてないし。
チャラチャラしてても常に他人のことを考えているキャラなので好き。
水原も同様、主人公の境遇を考えてレンタル彼女と言う立場でありながらも冷たい対応を取らなかったり、祖母を最後に喜ばせてあげようと努力したり、優しいキャラなので好き。最終話の話はかなり共感できた。
部分部分でいいシーンはあるけど...と言うのが全体としての感想。
基本的に日常パートが微妙なだけで決めの場面に関しては文句なくいい。

 

 

24位 異世界おじさん(7話まで) <58点>

放送延期なので途中まで。
最初の方は、固有名詞をふんだんに用いて世代間ギャップをうまくギャグに落とし込めていたり、異世界で得た特殊能力をめっちゃしょうもないことに使ったり、まさに現代感があるYoutubeネタだったり、他の作品ではなかなか見ないネタが多くて面白かった。セガネタは全くわからないけど、分からなくても楽しめるような作りだったし。
内容も面白かったけど、CV子安が何よりずるい。

けど、途中から飽きた。
ジェネレーションギャップのネタは面白いけど、わざわざビデオで異世界での出来事を掘り返して...みたいな流れが全く面白くない。どうでもいい。
過去の自分に起こった出来事を家族友人と動画で見て実況するという構図はそもそも不自然だし、そのビデオの内容も内容で途中からオチが簡単に読めたし全然面白くなかった。
せっかく転生後の世界の描写を省いて現代から話がスタートしてるんだから、無理やり転生時の話をメインに据えてほしくはなかった。ネタ切れ感もあるし。
これたぶん秋だともっと評価下げてると思う。

 

 

23位 継母の連れ子が元カノだった <59点>

中盤ではワーストに置いてたけど、これは最終的にはかなり良くなった。

最初の方はとにかく主人公とヒロインの口調がラノベ臭すぎてイキリがきついのと、兄弟と認識したら負けゲームとか、パンツがあーだこーだとか、話もとにかく寒くて不快感が強かった。
サブキャラも思考が気持ち悪くて全然好きになれなかったし。

前半の悪いところは口調とノリがきついという点に集約されているのでこれぐらいにして、後半は口調は変わらないとは言え主人公達に普通の人間らしさが出てきて、話も恋愛物としてかなり真面目な雰囲気になって良くなった。
要はこれ、ヒロインだけでなく主人公もツンデレというか、捻くれた者同士の恋愛物だったというか。
主人公の痛いキャラも、他人に対して不信感を持っていた過去がバックボーンとなっているなら、天然ではなく設定上のものであるし共感ができた。
序盤は主人公の、ゆめに対する冷たさとか、本心が全く見えないところが大嫌いだったけど、最終回付近ではちゃんとゆめへの思いが伝わってくる描写が多く、普段はイキってばかりだった主人公の本心が見えて印象が良かった。
何なら、序盤ずっと感情無いですよみたいな感じだったので、そんな主人公が涙してるシーンは、より映えていたようにも思う。

語り口調での心情描写もはまっていて、最後はラブコメではなく恋愛物としてしっかりとしていたのでかなり好みでした。
祭りの過去回など含め、いかにも年相応な恋愛っぽかったのも良かった。
最終回だけで言うなら個人的今期1位。
最初切るか迷ってたぐらいだけど、最終回付近だけでも見て良かったと思えました。
終わり良ければすべて良しを体現したような作品。

 

 

続き(A評価以上)

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